水虫かもしれない!?もしなってしまったら
「この症状水虫かも」「病院に行くのは恥ずかしい」「病院で足を見せるのは恥ずかしい…」と思ってはいませんか?
水虫は誰にでもなる病気です。
今回は水虫になる原因や治療法について解説していきます。
水虫(白癬)とは?
水虫は、足の皮膚に発生する真菌(カビ)感染症です。
日本人の5人に1人が水虫、10人に1人が爪水虫という統計もでており、皮膚科では非常にありふれた疾患です。
みなさん汚くしてるから水虫になったと思われる方もいらっしゃると思いますが、汚くしてるからではなく感染したり、なりやすい体質の方もいますので恥ずかしがることはありません。
こんな症状があったら水虫を疑いましょう
足の指の間や足の裏に軽いかゆみが現れることが多いです
- 皮膚の赤み
- 足の指の間や足の裏に小さな水疱(すいほう)や湿疹がある
- 足の指の間に細かいひび割れができる
- 皮膚がむけ始める
- 爪が白く濁っている、分厚くなっている、爪が脆い
診断方法
皮膚の一部の皮を採取し、顕微鏡で菌がいるか確認します。菌が見つかれば水虫の治療を開始します。
市販の水虫の薬や皮膚科で処方された水虫の薬を塗っていると菌がみつからないことがありますので水虫がいるかどうか確認したい方は1,2週間外用を中止した状態で受診してください。
なぜ水虫になるの?
真菌の感染: 水虫は通常、皮膚にいる真菌(特に白癬菌)によって引き起こされます。これらの真菌は暖かく湿った環境を好み、特に足の指の間の湿った場所を好みます。
湿気のたまりやすい場所: 足の指の間のような湿った場所や、靴の中など、湿気がたまりやすい環境が水虫の原因になります。これにより真菌が繁殖しやすくなります。
感染の伝播: 公共のプールやシャワールームなど、他人と共有する湿った場所での裸足の接触により、感染が広がることがあります。
免疫力の低下: 免疫力が低下していると、真菌が感染する可能性が高くなります。例えば、疾病、ストレス、または抗生物質の使用による免疫抑制などが該当します。
個人の生活習慣: 靴下や靴を頻繁に交換せずに長時間使用すること、足が十分に乾燥しないこと、また清潔さを保たないことが、水虫のリスクを増加させる要因となります。
水虫は人にうつるの?
水虫はうつります。
水虫の原因である白癬菌は、湿気と温かさを好む真菌で、感染者の皮膚や爪の角質層に寄生しています。
感染者の皮膚や爪から白癬菌が剥がれ落ち、目に見えない微細な鱗屑やフケの中に含まれます。これらの菌は感染者が歩いたり、物に触れたりすることで環境中に広がります。
感染者の皮膚に直接触れることで、白癬菌が他人の皮膚に移ります。また、感染者が使ったタオル、靴、靴下、床、シャワー、プールなどに白癬菌が付着し、それを他の人が触れることで感染します。
感染を防ぐためには
①足を清潔に保つ:毎日足を洗い、特に指の間を丁寧に洗浄する。
②足をしっかり乾かす:入浴や運動後には、タオルで足を完全に乾かす。特に指の間を乾燥させる。
③通気性の良い靴を履く:湿気がこもりにくい素材の靴を選ぶ。可能であれば、複数の靴を交代で履いて靴の中を乾燥させる。
④通気性の良い靴下を履く:吸湿性の高い素材(例えば綿やウール)の靴下を選ぶ。汗をかいたらこまめに取り替える。
⑤サンダルを履く:公共のシャワーやプール、更衣室では必ずサンダルを履く。裸足で歩かない。
⑥タオルやマットを共有しない:公共の施設では、個人用のタオルやマットを持参し、他人と共有しない。
水虫・爪の水虫の治療法
外用薬
現在は数多くの水虫の塗り薬があり、根気よく続ければ完治することも可能です。代表的な薬はこちらです。
| 足白癬 | |
|---|---|
| ルリコン(軟膏・クリーム・液) | ![]() |
| ラミシール(軟膏・クリーム) | ![]() |
| アスタット軟膏 | ![]() |
| ゼフナートクリーム | ![]() |
| メンタックスクリーム | ![]() |
| 爪白癬 | |
|---|---|
| クレナフィン爪外用液 | ![]() |
| ルコナック爪外用液 | ![]() |
薬の塗り方のコツ
外用薬は足をきれいに洗ってから塗るようにしましょう。
お風呂上りに水分を丁寧にふき取り、その後皮膚が乾燥してから薬を塗ることがポイントです。
とくに入浴後の皮膚はふやけてやわらかくなっているため、成分が浸透しやすくなっています。
もうひとつ注意が必要なのは塗る範囲です。患部だけでなく指全体あるいは足の裏全体にと広めに塗りましょう。

内服薬
外用治療でかぶれる方や、治りが悪い方、中等症以上には積極的な内服治療が必要です。
ラミシール

ネイリンカプセル

イトリゾール

特にラミシール内服のエビデンスが最も優れています。3種類の内服薬から患者様に合った治療方法を選択します。
内服薬は肝臓や腎臓に負担を与える可能性があることから、定期的な採血が必要となります。
また、妊娠中・授乳中の方には禁忌です。
料金表
| 3割負担料金 | |
| 初診料 | 約¥850 |
| 再診料 | 約¥220 |
| 処方箋料 | 約¥220 |
| 顕微鏡検査 | 約¥670 |
治療期間
足の水虫(足白癬)
軽度の場合、治療期間は約2〜4週間です。
重度の場合や爪に感染が広がっている場合は、数か月かかることもあります。
爪の水虫(爪白癬)
軽度の場合でも治療には通常6か月から1年ほどかかります。
重度の場合はさらに長い期間が必要となることがあります。
爪白癬の薬は、変色、変形した爪をもとに戻すものではありません。感染した爪が成長に伴って先端の方へと押し出され、新しい健康な爪に生え変わることで治ります。

まとめ
水虫は感染症であり、放っておいても治りません。
薬局で簡単に医療用と同じ成分の薬を購入することができます。しかし、それが水虫ではなかった場合、水虫薬をつけても治りません。逆に症状が悪化する場合もあります。正しい治療をするためには、病院での受診をすることが早く治る近道です。








